鳥取県内で起きた連続不審死で、強盗殺人容疑で逮捕されている鳥取市の元ホステス、上田美由紀容疑者(36)が、昨年4月に日本海で水死体で発見された同県若桜町のトラック運転手、矢部和実さん(当時47歳)からも借金の返済を迫られていたことが、捜査関係者への取材で分かった。県警捜査本部は、上田容疑者が借金返済を免れるために矢部さんを殺害したとみて、強盗殺人容疑での立件に向け捜査を進めている。
矢部さんは昨年4月11日早朝、同県北栄町沖の日本海の深さ約3メートルの海底で遺体で見つかった。海水と一緒に吸い込んだとみられる砂が肺に入っており、顔を無理やり海につけられるなどしたとみられる。遺体からは睡眠導入剤の成分も検出された。
関係者によると、矢部さんは昨年2月26日夜、自宅アパートで就寝中にボヤを出し軽傷を負ったことなどから、まとまった金が必要だったらしい。このため100万円以上の金を貸していた上田容疑者に返済を求めていたという。ところが上田容疑者は当時、家賃を滞納するなど生活に困っており、自宅近くで採った山菜を主菜にするほどだった。
こうした状況から捜査本部は、上田容疑者が借金返済を免れる目的で、矢部さんに睡眠導入剤を飲ませたうえで水死させた疑いが強いとみている。
鳥取市の自営業、円山秀樹さん(当時57歳)に対する上田容疑者の強盗殺人容疑も、家電製品12点の売掛金約123万円の支払いを免れるため、睡眠導入剤などで意識もうろう状態にして川で水死させたとしている。
【関連ニュース】
鳥取不審死:殺害前日に誓約書 円山さんの事務所に残る 鳥取不審死:円山さん 殺害前日に上田容疑者に3度電話 鳥取不審死:強盗殺人容疑で36歳女を再逮捕 鳥取不審死:同居の男「女の服はぬれていた」弁護人に話す 鳥取不審死:36歳の女と同居の男を窃盗容疑で逮捕 ・
<火災>木造住宅全焼、男女2人が死亡 東京・練馬(毎日新聞)・
橋下知事2年、本紙意識調査 年長者に圧倒的支持 公務員には不人気(産経新聞)・
特急がトラック衝突、二十数人けが=北海道深川市の踏切(時事通信)・
【中医協】療養入基料、看護配置と重症度で2段階に(医療介護CBニュース)・
外環道工事 40年ぶり再開(産経新聞)